全ての会社には決算期があり、一年に一度必ず決算申告をしなければなりません。
当然決算には正しい会計処理が必要です。正しい会計処理によって導き出された利益を元に税金計算をするのが税理士の仕事です。
銀行や公庫などで借入をする際には、通常決算書の提出を求められます。借入ができる・できない、利息が高い・安いなどはこの決算書で決められてしまうのです。
『ここに半期で赤字に落ち込んでいるA会社と同じような状態のB会社があります。
2つの会社の大きな違いは会計事務所との契約の有無です。A会社は会計事務所がついておらず全て自分で経理をしてます。
それに対し、B会社は会計事務所に毎月チェックをしてもらい計画的に経営を行っていました。
さて、決算を迎えたA会社とB会社はどうなったでしょうか?
A会社はその後もその場その場でやりくりをして結局赤字決算。翌期に銀行から借入をしようと思いましたが、決算が赤字という理由で弾かれてしまいました。
B会社は半期の時点で決算の予想を立て、それに向け売上アップと経費削減に取り組んだ結果、見事黒字に転じる結果になりました。
翌期に同じように銀行へ借入を申し込み融資を受けると、それを元手に更に事業を拡大させました。』
正確な会計処理、その威力はその時々でわかるものではありません。継続的に行うことで業績の流れを予測し、常に先手を打つ経営を可能にするための手段の一つなのです。
あなたは、A会社とB会社どちらの社長になりたいですか?
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