経過年数は、別表に経過年数表がありますので、これを利用します。
具体的には、全ての資産について改正後の償却率等を用いる事業年度において、次の算式で計算した未償却割合を算定します。
期首簿価÷取得価額=未償却割合
算出した未償却割合について、経過年数表に記載されている耐用年数にあてはめ、経過年数を求めます。 取得価額200万 期首簿価 100万 耐用年数6年の場合を仮定してみます。
100万÷200万=0.500 …未償却割合
求めた未償却割合を下表の経過年数表にあてはめますと、0.340以上0.583未満に該当するため、経過年数は、2年となります。
別表 経過年数表(抜粋)
┌────┬───────────┬─────┐
│ │ 未償却割合 │ │
│耐用年数├─────┬─────┤ 経過年数 │
│ │ 以上 │ 未満 │ │
├────┼─────┼─────┼─────┤
│6年 │0.583│1.000│1年 │
│6 │0.340│0.583│2 │
│6 │0.198│0.340│3 │
│6 │0.000│0.198│4 │
└────┴─────┴─────┴─────┘ |